映画「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」<感想・解説・ネタバレあり>

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映画「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」を鑑賞しました。「アベンジャーズ/エンドゲーム」後の世界がどうなったのか、フェイズ4にどう繋がるのか楽しみにしていた映画です。気になった点と感想をまとめます。ネタバレを含むので必ず鑑賞後にご覧下さい。

映画情報

原題:Spider-Man: Far From Home
製作国:アメリカ(2019年)
日本公開日:2019年6月28日
監督:ジョン・ワッツ
制作:ケヴィン・ファイギ、エイミー・パスカル
脚本:クリス・マッケナ、エリック・ソマーズ
出演者:トム・ホランド、サミュエル・L・ジャクソン、ゼンデイヤ、コビー・スマルダーズ、ジョン・ファヴロー、ジェイコブ・バタロン、マリサ・トメイ、ジェイク・ジレンホール他

あらすじ

師であるアイアンマンことトニー・スタークから託された、ヒーローとしての責任。ピーター・パーカー(トム・ホランド)は、悲しみを忘れ去る為、街の平和に務めていた。そしてようやく訪れた夏休み。ピーターは、大好きなMJ(ゼンディア)、親友のネッド(ジェイコブ・バタロン)達と共に楽しみにしていたヨーロッパ旅行に出かける。
この旅でMJに自分の気持ちを打ち明け、最高の夏休みにしたいと願うピーターを待っていたもの、それは元S.H.I.E.L.Dの長官のニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)だった。迫りくる新たな脅威を察したニックは、異次元から来たというミステリオ(ジェイク・ギレンホール)と共に既に戦う準備を始めていた。そこにスパイダーマンの力も必要としていたのだ。
引用元:http://www.spiderman-movie.jp/

ミステリオとは?

ミステリオ (Mysterio)は、スパイダーマンの原作では3代目まで登場する代表的なヴィランです。今回登場するのは1代目と同じ名前のクエンティン・ベック。原作では映画のスタジオの裏舞台で活躍している人物として登場します。彼は表舞台で活躍したいという思いから、特殊効果を使う才能をを生かしつつ、世間にスパイダーマンを悪党だと思い込ませて自分が真のヒーローだと主張しようとします。SFXやバーチャル・リアリティのうような映像技術を使うキャラでしたが、本作ではCWにも登場した「B.A.R.F.システム」とドローンを駆使して、現代ならではのリアリティのある特殊効果演出でスパイダーマンの前に立ちはだかります。特殊効果に翻弄されながら戦うシーンは見ていてとても面白かったですね。

音楽に注目!

今作はトニースタークからの継承の物語でもあります。ピーター(スパイダーマン)は世間やトニーからアイアンマンの後継者として期待されています。一方で、彼自身は普通の高校生でいた気持ちがあり、自分はまだヒーローとしては相応しくないのではと、葛藤しています。そんな中、本作の最後の戦い前にハッピーとの会話で覚悟を決めたピーター、スパイダースーツをカスタマイズするシーンで流れる曲が「AC/DCのback in back」です。この曲はアイアンマン1作目の冒頭でトニーが戦地に向かう車両の中で流している曲です。MCUの幕開けとなったとも言える曲で、AC/DCはトニーが好きだったバンド。トニーのようにスーツの設計をはじめるピーターの姿に、トニーを重ねてみるハッピーの表情にグッとくるシーンでしたね。ピーターはAC/DCの曲自体知らないようで、雰囲気でツェッペリンだと思っていて、あのゆるい感じも良かったです笑
・AC/DC – Back In Black (Official Video)

ヨーロッパに行きたくなるロケ地

今作でピーター達はヨーロッパの各所を訪れます。実際のロケ地として使われた場所について解説していきます。
①イタリア:ベネツィア
はじめにピーター達がゴンドラに乗って観光していたのがイタリアのヴェネツィア。今作のポスターでもリアトル橋をバックにぶら下がるスパイダーマンが描かれています。ヴェネツィアは水の都で街中を小さな運河が巡っています。また劇中ピーター達が宿泊したホテルのように、専用ボートで向かうような水辺のホテルが実際にあります。

②チェコ:プラハ
チェコのプラハは街自体が世界文化遺産に登録されており、その美しさから「黄金の町」と形容されるほとです。ピーターはプラハでの旅行最終日に勇気を振り絞ってMJを誘い夜の散歩に出かけます。散歩中にミステリオの正体に気がつくのが、有名な観光スポットのカレル橋です。劇中はライトアップされて静かな様子でしたが、日中のカレル橋は多くの観光客で賑わい、露店が並んだり、ジャズ演奏なども行なわれています。

③イギリス:ロンドン
今作でスパイダーマンとミステリオの最終決戦の場となるのがロンドン、クライマックスに登場するのが、テムズ川に架かるタワー・ブリッジです。こちらは原作でもスパイダーマンとミステリオが対決した場所としても知られています。

映画のロケ地になって有名になる観光地もあると思いますが、今回のロケ地はヨーロッパのベタで元々有名な観光地が多かったですね。また印象的なシーンに橋が使われていて、「繋ぐ」という意味で、トニーからピーターへの次世代ヒーローの継承、MCUフェイズ3から4への架け橋の意味も感じられました。

2つのエンドクレジットシーン

①NY
1つ目が、ピーターとMJとのNYでのウェブスイングシーン。スパイダーマンの定番シーンが本作で登場します。また「スパイダーマン・ホームカミング」で売却されたアベンジャーズタワーの跡地も出ており、こちらは別の建物になっていることも確認出来ます。これはオズコープ社(社長はノーマン・オズボーンで正体はスパイダーマンの代表的なヴィランであるグリーンゴブリン)ではないか?という噂があります。数々の伏線と回収をしてきたMCU、気になりますね。
そして最後にはミステリオの策略によりスパイダーマンの正体が明かされてしまいます。このニュースを報じていたのがデイリー・ビューグル社のJ・ジョナ・ジェイムソン。注目したいポイントが演者がJ・K・シモンズてある点です。彼はサム・ライミ版スパイダーマンにも同役で登場していたのです。スパイダーマンの正体が明かされたため、次作以降のピーターの私生活にも大きな影響が出てきそうで、こちらも気になりますね。

②ニック・フューリーの正体
2つ目のシーンで明かされのが、本作で登場していたニック・フューリーの正体。なんと「キャプテン・マーベル」に登場したスクラル人のタロスでした。マリア・ヒルも妻のソレンが化けており入れ替わってましたね。思い返せばですが、今作のニックはヴェネツィアのホテルでのピーターとの再会場面で、ピーターの友人達に邪魔をされて話の腰を折られたり、ミステリオにまんまと騙されていたりと、これまでのニックと違って威厳がなくなってしまった印象でした。ここにもしっかり理由があったのですね。そして肝心のニックはというと、ピーターの代わりに夏休みを満喫していたかと思いきや、スクラル人らと共に宇宙船に乗っていました。彼はなぜ宇宙にいるのか?いつからいたのか?フェイズ4に繋がる期待が高まるシーンでした。

感想

今作ではトニー・スタークがトムのために残したモノと想いが出てきます。二人はエンドゲームで感動的な再会を果たすもすぐに別れがやってきます。インフィニティウォー後の5年間、トニーはアベンジャーズから退いました。しかしこの間、彼はトムを取り戻すため、また自身への覚悟も持ち、モーガンへのメッセージだけでなく、密かに「イディス」を準備していたのではないかと考えられます。実はトニーはあきらめていなかった・・・という想いに触れてグッと来ました。今後の作品でも良くも悪くもトニーが残したモノが映画を盛り上げてくれるかもしれませんね。フェイズ4のスタートまで待ち遠しい日々が続きそうです。