映画「スパイダーマン: スパイダーバース」<感想・解説・ネタバレあり>

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「スパイダーマン: スパイダーバース」を鑑賞。第91回アカデミー賞長編アニメ映画賞受賞作で絶賛の声も多い本作、アメコミ好きでない方にもこの映像を体感して欲しいです。色々なスパイダーマンが出てくる本作について少しまとめたいと思います。

原作は?

スパイダーマンと言えばピーター・ベンジャミン・パーカーを主人公とするアメコミ作品ですが、本作の主人公はマイルス・モラレスという黒人のの少年(正確にはアフリカ系とヒスパニック系のハーフ)が主人公。マイルス・モラレスは2011年8月に刊行された、「ULTIMATE FALLOUT」で初登場しているアルティメット・ユニバースの二代目スパイダーマン。そして「スパイダーバース」という作品自体も2014年から雑誌で展開されたていた漫画作品が原作となっており、こちらはスパイダーマンの天敵インヘリターズと戦うため、さまざまな次元のスパイダーマンたちが集結して戦う物語で、日本をはじめ各国のスパイダーマンにブタや馬の動物のスパイダーマンなど総勢86名が参加している作品です。そして今回登場した見慣れないスパイダーマン達も過去にコミックなどで登場済みのスパイダーマン達なのです。

・スパイダーグウェン(エッジ・オブ・スパイダーバース#2)
・スパイダーハム(Marvel Tails)
・スパイダーマン・ノワール(スパイダーマン・ノワール)
・ペニー・パーカー(エッジ・オブ・スパイダーバース#5)

タイトルのスパイダーバースの意味とは?

”スパイダーバース”は英語で、”Spider-Verse”と書かれています。”Verse”には”韻文”や”詩歌”といった意味がありますので、そのまま読むと”蛛の詩歌”となります。一方で”multiverse”=”多元宇宙論”(複数の宇宙の存在を仮定した理論物理学による論説、平行宇宙)という言葉があり、今回の話を考えると、このmultiverseにスパイダーマンのスパイダーを合わした造語=”スパイダーマンのパラレルワールド”という意味がしっくりきます。映画の原題にはintoという言葉が入っており、スパイダーマンのパラレルワールドへ!という意味だと思われます。

見どころは映像!

これは観て体感して欲しいところで説明が難しい!、スパイダーマン達が漫画の世界から飛びたしてきたかの豊かな映像表現が楽しくて、しょうがない作品です。Sonyはこのアニメーションプロセスと技術を米国特許商標庁に特許申請したとのことで、この技術で作られた作品は1秒仕上げるのに1週間もかけられたとのこと。単に3DCGアニメではなく、様々な技法が込められており、まさにアニメ技法のパラレルワールドな作品です。

▼メイキングインタビューはこちらから

エンドクレジット後のおまけ映像

今作もマーベル作品ではお決まりとなったエンドロール後のお楽しみ映像があります。本作のおまけ映像は、黒いスパイダーマンが映像的に昔のスパイダーマンに会いに行くといった話でした。この黒いスパイダーマンはスパイダーマン2099という未来世界(Earth-928)のスパイダーマン(巨大企業アルケマックスで働くエンジニアミゲル・オハラ)です。そしてミゲルが向かう先はアース67という1967年のアニメシリーズのスパイダーマンの世界。そこで初代スパイダーマンと未来のスパイダーマンがコミカルなやり取りを行い映画は終了します。もしかしたらこの2人も今後どこかで登場するかも・・・ですね!

続編はあるの?

ソニー・ピクチャーズはすでに続編とスピンオフ映画の企画を始動させているとのこと。続編は今作の主人公マイルスの物語の続編になりそうで、スピンオフは今作のヒロイン的な存在であったスパイダーグウェンが登場する「スパイダー・ウーメン」になる可能性があるとのこと。エンドゲーム後もアメコミの盛り上がりは続きそうですね!

「スパイダーマン: スパイダーバース」予告